【2016イタリア旅行】青の洞窟

カプリ島での目的は青の洞窟。はやめに回ってゆっくりランチを取って午後はナポリに帰ろうという計画だったがスムーズには進まなかった。ガイドブックやネットの情報では舟で洞窟の周辺に行きそこから小舟に乗り換えて青の洞窟へ入るらしい。上陸した港はマリーナグランデ。ここからさっそく急いでそれらしいチケット売り場へ進む。チケットは周遊コースと青の洞窟直行の2コースあり、とうぜん青の洞窟コースを選びたいのだが、すでに完売とのこと。さて困った。娘が言うにはケーブルカーで山に登りそこからバスで行く方法があるとのこと。付近を見渡したが島は案内がほとんどイタリア語のみでどれがケーブルカーの乗り口なのか良く分からない。人だかりのあるところがあったので取りあえずそこに並んだ。日本と違い行列はぐだぐだでちょくちょく割り込まれなかなか前に進まない。ある程度進み入り口が見えてきたがそこでは皆チケットを機械に通して中に入っていた。現金のやり取りはない。ということは、そのチケットを入手する必要がある?どこに売っているのだろう。娘が向こうを指さし、みんなあそこからこっちに向かってくると言う。恐らく指さした先にチケット売り場があるのだろう。娘に場所をとってもらって単身チケット売り場へと行く。無事チケットを購入しケーブルカーで島の中腹へと向かう。
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平日だというのにしかしすごい人だ。ケーブルカーに乗るまで小1時間ほどかかった。これほど人気の観光地だとは思わなかった。イタリアの他の観光地もそうだがこちらで平日もは週末も人出は変わらない。休日を柔軟に取得できるような社会の雰囲気なのかも。イタリア全土とにかく見所がたくさんあって好きなタイミングでバカンス取って観光したくなる気持ちは分かる。

山の中腹へと着いた。見下ろすと絶景。もうすこしましな写真を撮れば良かったが急いだり焦ったりで余裕がなかった。
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ここから青の洞窟行きのバスにのるらしい。バス乗り場を探し少し下ってみるがそれらしき場所は見当たらない。カフェのスタッフに聞いてみるとバス停は元来た場所の奥にあるとのこと。どうやら反対の方向に付いたらしい。そしてそこからアナカプリ行きのバスに乗れと言う。そんな場所あったかな?位置関係も方向もわからず途方に暮れる。親子して若干パニック気味。
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もういちど注意深く探してバス停を見つけた。チケット売り場でチケットを購入する。さきほどのケーブルカーと同じチケットで同じ料金だ。どうやらカプリ島のケーブルカーとバスは共通チケットのようだ。往復の分も含めてあらかじめ買うこともできそうだ。そうすればもっとスムーズにバスやケーブルカーを利用できただろう。

アナカプリまで進む。途中岩を削ったような断崖絶壁の場所を通る。この風景もなかなか良い。
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ガードレールは申し訳程度。対向車と離合しながら進む。混んだバスの吊り輪に捕まり窓外を見下ろすとかなり怖い。バスに揺られしばらくしてアナカプリに着いた。もうここがゴールで青の洞窟はすぐそこなのだろうか。どうもそんな感じではない。そもそもここは丘の上。洞窟はとうぜん海沿いだから島の下にいかなければならない。ネットの情報ではアナカプリから青の洞窟行きのバスに乗り換えるとある。しかし、付いたバス停以外のバス停がない。またも最寄りのカフェのスタッフに聞いているとアナカプリにあるバス停に乗れと言う。え?ここがアナカプリではないの?僕らが降りたバス停を指さしここでバスに乗ってこの先に行くんだという。迷っても自動で行けるわけではない。グラッチェと礼を言い半信半疑ながらもバスに乗る。果たして次ぎのバス停もアナカプリだった。複数の行き先のバス停があった。???いまだによく理解していないのだが、さきほどは観光地のアナカプリ?ここはバスターミナルのアナカプリ?どのネットの情報にもない。今日中に行ける気がしない。本当にたどり着けるのだろうか。娘も疲れて不機嫌になっている。やはりツアーで行けば良かったか。僕も後悔といらだちを感じ始めていた。最終的にはもちろん行けたのだが、この時は本当に不安だった。

アナカプリからは3つのバス亭がありその一つにGrotta Azzurraと案内のあるバスが停まっている。これが青の洞窟行きのバスだろう。もうさすがにこれに乗れば乗り換えなしで着くだろう。バスに乗車後、カメラをバス停に忘れたのに気づいて取りに行き、戻ると先ほどまで立っていたかわいらしい男の子が僕の席に座っていた。ちゃっかりしてるな。子供のことだから特にどうということはないけど。バスは細い道を下っていく。すれ違いが怖い。長いことこの道を使っているだろうから拡張すれば良いのにとも思うが、そうすると景観が損なわれる気もする。この道幅でもちゃんと行けるんだからこのままで良いか。途中で先ほどの男の子が降りた。乗客や運転手から声を掛けられていた。地元の子供のようだ。こんな素敵な島で子供時代を過ごすなんて。すこしうらやましい。

狭い道をくねくね曲がってバスは青の洞窟へ着いた。入り江にはたくさんの船が到着していた。マリーナグランデから船に乗っていればここに着いていたのか。きっと速く着いただろうな。もちろん迷わずに。
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入り江の船に乗っている乗客はさらに小舟に乗り換えて青の洞窟へと進む。我々陸路組と交代で洞窟に入っているようだ。あまり並ばずに乗れた。ようやくここまで来たか。後は洞窟に入るだけ。
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ちなみに体の小さな東洋人はボートに押し込められるという噂を聞いていた。並んでいる間ボートの乗客数を見ていたが通常は4人乗せるところを僕らは5人。しかも前方に一人、後方に4人という謎な配分。僕らも狭いし、同席のおばさま達2人も狭かったと思う。もう少しゆっくりしたかった。そうこうしているうちにいよいよ我々の番に。狭い入り口を体すれすれで入る。しばらくは目が慣れず真っ暗で、娘が僕の方を見て歓声上げるので振り返る。

…洞窟は青かった。いろいろな写真や映像で見たことがあったが、これほどまでに青いとは。古代ローマの皇帝が好んで通っていたと言われているが、そうだろう。納得の光景。
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Thetaでvr動画も撮影したので良ければ。無編集。おじさんの歌と一緒にどうぞ。2分くらいから洞窟に入るところ。

来るまでの苦労は全て吹き飛んだ。来られて良かった。見られて良かった。時刻は夕方の4時になろうとしていた。まだまだ島を観足りない。名物のリモンチェッロも飲みたいし特産品のカメオも買いたい。いつか再訪することがあれば、今度は少しだけ土地勘が着いたのでゆっくり廻ろう。もう迷わない。
(つづく)