【2016イタリア旅行】フォロ・ロマーノ

ローマに着いた初日、時間があるのでさっそく観光へと出かけた。当初のスケジュールではホテルのあるピラミデ駅から徒歩でカラカラ浴場へ、フォロ・ロマーノ、コロッセオと流れるように行きたかった。まずはカラカラ浴場。手元にはまっぷるイタリア版の大雑把な地図。南北や位置関係もわからず苦戦する。テルミニ駅でデータSIMを購入してタブレットやiPhoneの地図でナビしてもらえば良かったと思うが後の祭り。途中たどり着いた駅(サン・パオロ駅?)のキオスクで男性の店員に聞いてみるが間髪入れずに「I don’t know」いかにも面倒くさそうな態度に少し腹が立った。ただで尋ねるのも申し訳ないのでフリスク系のタブレットも買ったが、そのお釣りもトレイに投げ出すように返され、そちらも相まってむっとしたが、このお釣りの渡し方はこちらでは普通のようだ。旅の後半にはすっかり慣れ、帰国後日本のコンビニで手を握って渡されるのを気持ち悪く感じてしまったほどだ。

しばらくさまよっていると雨が降ってきた。もう断念してピラミデ駅により、フォロ・ロマーノ最寄り駅のチルコ・マッシモ(Circo Massimo)駅に移動した。フォロ・ロマーノへすぐ辿り着いた。チケットはオンラインで事前に購入済で期待通りスムーズに入れたのだが、夕方近い空いている時間帯なので窓口でチケットを購入していたグループもスムーズに入れた。

フォロ・ロマーノに入って間もなく遺跡はちらほらとあるが広い公園のようでしばらく散策すればすぐに飽きそうだと当初は思っていた。
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歩き進むうちに広い広場の跡があった。「スタディオ」。馬場、または競技場の後では亡いかとのことだ。上から見下ろせるようになっていて直接入ることは出来ない。正面から見てみるとなんとなく人の顔に見えて可愛い。
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夕方で日差しが和らいできた。草花に囲まれた遺跡は郷愁に浸り佇む老人の趣があり良い光景だ。
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遺跡の一部は至る所に置いてあり、あるいは放置されていてずいぶんおおらかに管理されているものだ。盗難や損壊されることはないのだろうか。おもわず心配してしまう。
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フォロ・ロマーノとは古代ローマの政治や文化の中心地でフォロという言葉は広場を指す言葉だそうだ。フォーラムの語源でもある(wikipediaより)我が日本が縄文時代だかウホウホとみんなで狩猟していた時代に趣向を凝らした建築物で構成される都市を築いていたとは恐れ入る。

Foro Romano フォロ・ロマーノ #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

散策途中、陽気に誘われてかトカゲをよく見かけた。グリーンに黒のドット柄というべきか、日本ではみかけない柄。ひいき目かも知れないがやはりおしゃれに見えてしまう。なにもかもセンスがある。
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カモメもよく見かけた。カラスやスズメと同じくらい或いは多いくらいに見かけた。
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こちらのカモメは多くの観光客が撮影していたモデルさん。こころなしか表情も必要以上にきりっとしている。人が近づいても飛び立つことなくこの表情で多くのカメラに記録されていた。
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先に進むと、フォロ・ロマーノは想像以上に広大で時間がいくらあっても足りない。2時間程度で見終えると思ったが、施設を隈無く通り過ぎるだけでも11時間以上はかかる。他の施設全般に言えるのだが次回また機会があればもう少し余裕を持って訪れたい。予備知識があまりないまま訪れて、帰ってから写真を元に遺跡とその名称や歴史を一致させている。こちらは「セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門」のようだ。凱旋門は至る所にあってどれもすばらしい装飾が施されている。
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遺跡の保護は最近のことらしく以前はわりとぞんざいに扱われていて、こんな風に遺跡の古い建物の上に新しい建物を増築していたりする。古い様式と新しい様式のハイブリッド版それでも違和感なく荘厳に見えるのはやはりローマ人の血を引く人達のなせる技か。
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この特徴的な3本柱は「カストルとポルックスの神殿」だそうだ。勝利の神を讃えるために建てられた神殿で柱の一部でこれなのだから全体はかなり大きな神殿だったのだろう。
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遺跡内に一部近代の建物で覆われた施設が有り、そちらには壁画など屋外では損傷を受けそうな遺跡が展示されていた。これはお風呂に入っている絵だったとおもう。
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こちらの壁画は聖者を表している。キリストかその弟子だったような気がするが説明書きを覚えていない。
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ローマはもともと多神教の宗教を持っていてその後キリスト教を取り入れた歴史がある。そのため古い古代神を祀る施設や遺跡は大事にされなかったようだ。

「サトゥルヌスの神殿」。農耕の神とのこと。何度か再建された神殿で残された柱からその大きさを想像してみる。資料によると紀元前500年の建物だそうだ。この時代にこの巨大な建造物をつくるとは。建築技術の高さに驚愕してしまう。
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そして、最後は一度外に出てコロッセオに行こうとしたのだが、閉場時間が過ぎて入ることができなかった。フォロ・ロマーノの壮大さに時間の調整が追いつかなかった。
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カラカラ浴場にも足を伸ばしたがそちらも閉場。残念だが日を改めて再挑戦しよう。路上のフルーツショップでイチゴを買って歩きながら食べた。酸味と甘みのバランスが良く疲れた体に沁みる。旅で疲れたときはエナジードリンクなどよりもみずみずしいフルーツの方が疲労を和らげるものだ。
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もう少しがんばって、ローマの休日でおなじみの真実の口へ。教会の外側に設置されている。元は古代ローマのマンホールの蓋らしいがなんと贅沢な。昔は夜でも自由に出入りできたという話を聞いたが、今日は残念ながらクローズされていて中に入ることは出来なかった。お決まりの手を口にいれての真実の判定はお預け。今回の旅ではとうとう叶わなかった。いずれ実現すべき人生の宿題としよう。
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夕方少しフォロ・ロマーノの向いにある丘の上でベンチに座って眺めていた。古代ローマに思いを馳せて…ということはなく、ただ夕焼けにたたずむ姿をしばらく見ていた。良い時間だ。ちなみにこの僕の着ているTシャツは去年ベトナムで買ったTシャツ。
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最後にフォロ・ロマーノのVR動画を。

(つづく)