Life with UNIX


満月の夜には動作がおかしい」 –4.2BSD UNIXマニュアルより、catmanのBUGSセクション(P.109)

まぁ、こんなかんじの含蓄ある名言が合間合間に挟まる素敵な本、Life with UNIX。もうずいぶん古い本で、HTTPやLinuxなんかもない時代のUNIX界隈の熱い熱いムーブメントについてを知ることが出来ます。名著の中の名著。

UNIXとはなんぞや、なんて神学論争の類いなんですけど、手頃なシステムで手頃なボリュームで手頃なプライスで(全て当時のこと)しかもソースコードが全部付いてくるオペレーティングシステム。すばらしいですね。

私の場合は当時システム管理の仕事をしていて暇なときは便利なシェルスクリプト作ったりシステムコール呼びだすプログラムCで書いたり、WEBのない時代で周りに先生もいないのでASCII社のUNIXマガジンやNiftyのFUNIX、netnews(JUNET)等から知見を得ました。いま私が持っている技術はオブジェクト指向プログラミング以外はほとんどこの時期に吸収しました。

 

viの使い道って、emacsを新しいマシンに移植している最中にemacsのソースコードをエディットすることぐらいだよね」 — Larry Cambell(P.226)

宗教戦争はこの頃から。当時はEmacs使いでした。Esc-x hanoi実行したときの衝撃。エディタからメール読めたりゲームできたり。「Emacsとは環境である」なんて常に語っていました。しかし、システム管理者だったのでどのマシンでも大体の操作はできないと困るわけで、どのシステムにも入っているvi使い出して今では立派なvim使いです。ただ、EmacsのキーバインドはOS Xの標準になっているので今でも助かっています。体で覚えた技術は永遠ですね。

 

UNIXとは単なるオペレーティングシステムではなく、プログラミングの思想なのだ(P.48)

とにかく、この本はいいですね。技術書と言うよりもタイトルの通りUNIXとどう暮らすのか。技術者として迷いが出た際はいまでもたまに手にします。古本で見つけたら迷わすご購入をおすすめします。とりあえず下記の項目は今後プログラマーとして生きていく際の背骨になるとおもいますよ。

  • スモール・イズ・ビューティフル
  • 10%の労力で問題の90%を解決する
  • 迷ったら、とにかく一番単純な方法を選ぶ

そして最後にこの言葉を

他人の業績の上に築き上げよ

これは、これからプラグラマーを目指す人へ、という高尚なことではなく、これからもプログラマーを続けようとする私へ送ります。

have a fun 😉

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